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Les Colocs (レ・コロック/フランス語で『同居人』の意) は、カナダのケベック地方を代表する90年代の音楽グループ。1993年のデビューから2001年の解散までの8年間、常にトップアーティストとして活躍した。 == 略歴 == 1990年にボーカルのDédé(デデ)とドラムスのJimmy(ジミー)により結成される。当時Dédéの自宅であったモントリオール市プラトー・モンロワイヤル地区のアパートSuite 2116に映画・音楽仲間が集まりセッションをしていたことからLes Colocs(同居人)というバンド名となった。 1993年に最初のシングル『Julie (ジュリー)』が大ヒット。同年の『La Rue Principale (目抜き通り)』では、チャート60週連続1位という記録を打ち立て、その年の音楽賞を総なめとする鮮烈なデビューを果たした。 ケベコワ(ケベック訛り)と呼ばれるケベック独特のフランス語で歌い、風刺の利いた歌詞を陽気なリズムにのせた独自の音楽スタイルは、フランス語圏カナダのみならず、フランス、ベルギー、スイスなどの他のフランス語圏でも人気を博した。 また、1995年に行われたカナダ連邦政府からのケベック州独立を巡る住民運動では、ケベック分離主義の象徴として独立を望む若者に多大な影響を与え、政治的にも重要な役割を担った。 1994年にハーモニカのPat(パット)がAIDS発病により死去、そして2000年にはボーカルのDédéが謎の自殺を遂げた事はケベック社会に大きな衝撃を与え、そのために伝説のバンドとしてケベック人の心に強く残っている。Dédéの死後、メンバーがギターとベースの2人のみとなったColocsは実質的にバンド継続が困難となり、Dédéにゆかりのあるミュージシャン達で最後のアルバムSuite 2116を発表するが、商業的には振るわず正式解散となった。 2006年にはDédéの生家の前の通りはChemin Dédé-Fortin(デデ・フォルタン通り)と改名され、また、2009年3月には、彼らの最後のレコーディングの様子と Dédéの死を描いた映画、『Dédé à travers les brûmes(デデは霧の彼方に)』が、ケベックのラップグループLoco Locass(ロコロカス)のメンバーであり、俳優のSébastien "Batlam" Ricard(セバスチャン・リシャール/通称:バトラム)主演で公開される。映画サントラとしてBatlamによるカバーアルバムの発売も予定さるなど、近年Les Colocs再評価の動きが高まっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レ・コロック」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Les Colocs 」があります。 スポンサード リンク
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